ドラマ「アンナチュラル」の現実とは?警察官受験生なら知っておこう

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久しぶりの投稿です。

僕はあまり刑事もののドラマは見ません。

刑事が故に見なかったのだと思います。

しかし、今回、元刑事として
気になるドラマがありました。

それが「アンナチュラル 」と「99.9 刑事専門弁護士」
です。

この2本。
元刑事の僕からすると刑事ものより
面白かったです。

今回はアンナチュラルについて
触れていきます。

現実の世界の解剖とは?

ここではあえてわかりやすい言葉で
説明をします。

解剖には2種類あります。

一つは司法解剖。

これは事件性があるものに対して行うものです。

法医学の医師が解剖を行います。

犯罪捜査の一環として解剖を行います。

また、後に裁判でも解剖結果は証拠として
出されますので、裁判官の発する令状を元に
行われます。

ですから、解剖した医師も令状に対する
答えを示さないといけないわけです。

死亡診断書を書けばおしまいでは
ありません。

もう一つは行政解剖と言われるもの。

遺族の承諾を経て行われるもので
主に死因を確かめるために行われます。

いずれも法医学に関わる医師が執刀しますが
解剖の目的が違うと言えます。

実際にUDIのようなものはあるのか?

答えから言うとありません。

UDIのように解剖を行う第3機関があれば
ありがたいと思います。

実際に解剖を行うのは医師と助手の2名でした。

ドラマでは沢山の補助スタッフがいますが、
僕が知る限り補助はほとんどが警察官です。

ですから、解剖の現場は警察官だらけという
イメージです。

僕も刑事だった頃、
毎週のように解剖に行っていました。

日本の解剖率は低いのか?

ドラマでも日本の解剖率は低いと言われていました。

もし解剖率が低いとして
僕なりの個人的な見解を書いてみたいと思います。

遺族の同意がない

自分の親族を解剖されて喜ぶ人なんていません。

余程、不自然な死に方をした場合は解剖を
希望されますが、まずあり得ません。

皆さんの自分がその立場になればわかります。

不自然な死に方かどうかを調べるために
警察の検視/死体見分があるわけです。

警察は死体と現場を見分して不審点があれば
解剖を行いますので、遺族を説得することになります。

解剖実施者の不足?

これも大いにあると思います。

ドラマのように何人も医師が常駐している
訳ではありませんから。

しかし、医師の方から解剖を拒否することは
ありません。

と言うことは解剖率の低さは、遺族の同意と
捜査機関の事前捜査が影響していると思います。

なんでも解剖する訳ではありません。

また、解剖に携わる方がドラマのように
捜査に口出しをしないのも事実です。

あくまで客観的な見解のみを回答します。

UDIは必要か?

僕的には必要だと思います。

客観的な視点で死因について究明できますし、
警察の負担も減ります。

警察からは現場の状況や
関係者からのヒアリング結果を記載した書類を
確認するくらいでいいのではないでしょうか。

解剖の現場には警察関係者を排除して
客観的な目線で死因等を判断してほしいなと思います。

医師の負担は半端なく増えますし、
また、そのような機関を維持する予算も
なさそうですしね。

終わりに

今回、このような記事を書いたのには
理由があります。

警察官の試験で一番怖いと思うのは
ドラマの見すぎが一番怖いからです。

警察に対する勘違いな回答が一番面接で
残念な結果になるからです。

ドラマで仕事のイメージをしていただくのは
とてもいいことです。

しかし、そのイメージを現実の世界に
当てはめる必要があります。

そのためにこの記事を書いた訳です。

次回は「99.9」について書きます。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

元兵庫県警刑事 クレーム、コンプライアンスを内容とした企業、大学、士業向けの講演多数。 「受けるからには受かる」「受かったからには続ける」 合格するだけではなく、現場で培ったマインドセットにも重点を置いて皆さんの警察官採用試験合格を応援します。